図書館が好きだ。
こどものころから図書館へ行くのが好きだった。
公設の図書館もよく行ったし学校併設の図書館にも通った。
図書委員だったこともある、そのくらい大好きな場所である。
しかしとりたてて沢山読んで、色々な作家を知っているわけでもない。
好きな作家の、好きな本を繰り返し読むのが好きである。
なら購入して手元に置いておけばいい話かもしれない。
実際、何度も読むので購入した本もいくつかある。
太宰治と遠藤周作、湊かなえの著書はそうして購入したものがいくつかある。
今は子供と図書館へ通っている。
子供とともに行くときはきまって絵本と児童書、図鑑のコーナーへ行く。
そうしているうちに、自分自身が図書館を好きになったきっかけの本と再会した。
かいけつゾロリシリーズである。
小学生の時、図書館で見つけ、大いにハマり読みふけった名作シリーズだ。
あまり上品とも言えない作風であるが、子供にとって沢山大切なことを教わった本だ。
親は買ってくれなかったが図書館でなら読むことができた。
ゾロリはシリーズでたくさん出ていたので、図書館に足しげく通う習慣がついた。
図書館が好きになったのは、ゾロリ先生のおかげなのである。
今、子供たちと一緒になってゾロリを読んでいて思い出した。
明日は土曜日、図書館へ行く日である。
子供たちは、何を借りてくるのかな。